こんにちはドライ男(@dry_otoko)です。人となりがわかる自己紹介はこちらご覧ください。
2月は比較的高配当を出す企業が多く、3%以上の配当利回りを出す企業は3月・6月に次ぐ多さです。

でも高配当だけを理由に投資をするのは危険です。
安心して投資できる企業か?を見極めなければいけません。自分なりの条件を設け、条件に見合う企業を選別していきましょう。
配当権利確定は2月ですが実際の配当の支払いは5月であることが多いです。配当確定日と配当支払日は違いますのでご了承ください。
2月・8月の高配当株
では結論から書いていきます。2月の高配当株で最終候補に残ったのは
- ◎9381 エーアイティー 4.0%
- ◎7811 中本パックス 3.89%
- △4745 東京個別指導学院 4.24%
- △6183 ベルシステム24 4.24%
- △2670 エービーシー・M 2.97%
この5社が投資の最終候補となりました。そして最終的に投資対象となりえたのは
配当支払日 5月下旬 11月中旬
配当支払日 5月下旬 10月下旬
配当支払日 5月下旬 11月中旬
配当支払日 5月下旬 11月中旬
※2022年7月5日現在の配当利回り・PERです。

私なりに選別した結果です。東京個別学院はPERが高いので今の購入は見送りです。条件的には投資できる会社だと思います。

2月・8月高配当株を探す
リストを出す

まずは2月に配当を確定する企業で高配当株を探します。3%以上で22の企業がありました!
リストの中から投資しても大丈夫な企業なのかをふるいにかけていきます。詳しい条件は高配当ポートフォリオの作り方を参考にして下さい。

いつものように消去法で条件を満たさない企業を消去していくよ!
高配当条件の絞り込み
■売上高減少
ありがとうサービス・グラファイトデザイン・オンワード・バロックジャパン・ヨンドシー・ミスターマックスHD・イオンフィナンシャルサービス・柿安本店・プレナス
■EPS減少(安定性なし)
ありがとうサービス・リソー教育・グラファイトデザイ・オンワード・バロックジャパン・ヨンドシー・東京個別指導学院・イオンフィナンシャルサービス・エコートレーディング・柿安本店・ローソン・MORESCO・イオンモール・プレナス・エービーシーマート・ミスターマックスHD
■営業利益率10%以下
ありがとうサービス・リソー教育・グラファイトデザイン・オンワード・バロックジャパン・ヨンドシー・ミスターマックスHD・ベルシステム24・エーアイテイー・中本パックス・・エコートレーディング・ローソン・MORESCO・プレナス
■自己資本率40%以下
ミスターマックスHD・ベルシステム24・イオンフィナンシャルサービス・エコートレーディング・ローソン・イオンモール
■営業キャッシュフロー赤字
リソー教育・グラファイトデザイン・オンワード・ベルシステム24・イオンフィナンシャルサービス・エコートレーディング
■配当性向50%以上or安定性なし
ありがとうサービス・リソー教育・グラファイトデザイン・オンワード・バロックジャパン・ヨンドシー・東京個別指導学院・イオンフィナンシャルサービス・エコートレーディング・ローソン・MORESCO・プレナス・エービーシーマート・エーアイティー
★減配有
ありがとうサービス・リソー教育・グラファイトデザイン・オンワード・バロックジャパン・ミスターマックスHD・エーアイテイー・イオンフィナンシャルサービス・エコートレーディング・ローソン・MORESCO・プレナス

お疲れ様でした。ざっと見てきました。
ここまで見てきて
- 東京個別指導学院
- ベルシステム24
- エービーシー・マート
- エーアイテイー
- 中本パックス
この5社が最終候補に残りました。
決算資料の確認
7811 中本パックス
中本パックスは営業利益率が10%以下なのが懸念点。
10年前に1度減配はありますが、これは目を瞑れる範囲だと判断します。
同じようなグラビア印刷・食品パックの業界で朝日印刷・昭和パックスという会社も調べてみました。中本パックスと同じような営業利益率でしたので業界での平均的な営業利益率は満たしていると言えるでしょう。
◆現金が右肩上がりで増えている点
◆配当は徐々に増やしながら配当性向は徐々に減らしている点
これらを見ると堅実な会社経営をしていると言えるのではないでしょうか?単元化で株主優待がQUOカード1000円ですのでこれも加えると利回りも4.5%とグッと上がります。

私は中本パックスは安心してポートフォリオに加えられると思います。
9381 エーアイティ
エーアイティの懸念点は中本パックスと同じく営業利益率が10%以下であることです。
そして2016年に1度大きな減配がある点
決算資料を詳しく見ていきましょう!
まず配当ですが2015年は普通配当30円+記念配当20円ということでしたので2016年は減配ではないですね。記念配当分が下がったということです。スッキリしましたね笑笑
しかし、2022年58円の配当金の内7円は記念配当となっていました…2023年の予想配当は61円で記念配当などはありません。ちょっと無理して配当を出している感は感じますね。
配当性向は50%を超えてきていますが、減配がないのも事実です。
エーアイティは中国との海運貨物運送が主力の会社。海運といえば日本郵船や商船三井が代表で挙げられますが私はこの2社は投資していません。

いつバブルが弾けるか怖いんですwww
IRバンクを見比べるとエーアイティは日本郵船などと少し色の違う経営をしていることがわかります。この海運バブルの真っ只中の最中でも地味な増収増益をしています。
売上高・EPS・現金・配当・どれをとっても右肩上がりなので投資したい気はしますが、海運をどう考えるか、配当性向をどう考えるか、ですね。海運バブルの波に乗ってこの成長ならバブルが終われば減配もあり得ます。そこを詳しく調べたいですね。
4745 東京個別指導学院
東京個別指導学院の懸念点は2019年からEPSが減少傾向であること。
現金が減少傾向であること
出典 IRバンク
配当性向が安定していないこと
出典 IRバンク
これらを決算資料で確認していきましょう。

2021年度はコロナの影響が経営に直撃にしてますね。
しかしそこから業績は回復傾向にあり、今は順調に回復しているといってもいいのではないでしょうか?対面授業からオンライン授業へのノウハウを手に入れたことで、今後コロナが再燃しても2021年度のような大打撃は無いような気がします。配当性向も2021年以外は安定していますし、減配もありません。
ただPERが19倍と少し高めなのでそこは頭に入れておきたいですね。購入するにしてももう少し割安になってからとします。
6183 ベルシステム24
ベルシステム24の懸念点は過去に営業キャッシュフローに赤字がある点です。

決算資料で安定していない業種なのかを確認していきましょう。
ベルシステム24はコールセンターのCRM事業(顧客管理)が主な業務。親会社は伊藤忠商事だということで安心感はありますね。2022年度はコロナ関連のスポット事業が好調だったとのこと。
2023年度はコロナ関連は減少するものの増収増益を予想。配当も連結増配50%を目指すと記載されていました。

顧客管理は事業的にもこれから伸びる気がしますね!
PERは11倍とポートフォリオに加えるにはいい時期かもしれませんね。CRM事業の会社の株を持っていないのなら買ってみるのもいいのではないでしょうか?

私は買ってもいいと思います!
エービーシー・マート
結論から言うとエービーシーマートは投資しません。下のIRバンク資料ご覧下さい。
EPSはここ3年下がっています。
営業利益率も年々下がっています。
配当は維持しています。
配当性向は年々上がっています。
年々業績は下がっているけど無理して配当は維持している会社と言うことがわかります。なのでエービーシーマートには投資しないことに決めました。

あくまで私の個人的な意見ですのでご了承ください。
1月に比べると随分買える企業が増えましたね。お時間あれば1月の高配当株もご覧下さい。

2月に配当を1万円確定させるには
銘柄 | 株価 | 配当利回り | 1株配当 |
中本パックス | 1576円 | 3.93% | 62円 |
ベルシステム24 | 1413円 | 4.25% | 60円 |
エーアイティ | 1475円 | 4.0% | 61円 |
東京個別学院 | 609円 | 4.27% | 26円 |

2月に1万円の配当を確定させる為には税引前に25,200円の配当金が必要になります。

4企業を全て100株買うと配当金は20,900円になるよ。
足りない配当金5,000円は中本パックス・エーアイティ・ベルシステムを30株ずつ買うとわかりやすいですね。そうすると税引前に26,390円の配当。税金で2割引かれて21,112円。これで配当支払日の5月と11月に配当金が1万500円いただける計算になります。

購入金額は64万1220円 配当利回りは4.1%

購入金額360万円で月に1万円の配当を得るには配当利回り4.2%が必要。目標の4.2%には少し足りませんね。
バランス的には2月・8月で全体の17%という割合になります。月別の割合的には悪くないです。ただ、4社で17%ですから割合的には少し高いですよね。しかもKDDIや積水ハウスといった超優良企業とまでは言えない企業ですので更にリスクが高まります。
個人的には無理して2月に配当金1万円を確定させるよりも3・6・9・12月に3万円配当金を貰えるようにすれば、毎月1万円ずつに慣らすのも比較的簡単なように感じます。
3・4・5月 6・7・8月 9・10・11月 12・1・2月

3月・6月なら多くの企業に分散できますので高配当投資の基本であるリスク分散は簡単です。2月は4社で分散ですからリスクは高いと感じます。
人それぞれリスク許容度は違いますので何とも言えませんが、高配当投資の企業選定が完璧ではない私のような投資家はとにかく分散が大切だと考えています。1月同様まずは3月6月の配当を重要視したほうがいいのかなと感じています。

買い方に正解、不正解は無いよね。

そうだね。自分が設定した高配当株の条件を満たしているのなら買い方は自由だね。分散もリスク許容度が人それぞれ違うからね。
いつものように単元未満株でこれらの株を買い足していくなら、SBI証券の単元未満株が手数料無料で買いやすいです。
以上、2月に配当権利確定の高配当株を探してきました。投資に関しては全て自己判断で行っていただきますようよろしくお願いいたします。
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